noteのIPアドレス流出事件を簡単にネットワーク技術で解説

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コンピュータは通信時に必ずIPアドレスという識別子を用います。
このアドレスが漏れたことにより一部著名人の掲示板への書き込みが発覚して炎上してしまっています。
では本当に本人による書き込みだと断言できるのでしょうか。
ネットワーク技術の説明を交えて解説していきたいと思います。

理解できること

この記事を読むことによって以下の内容が理解できます。

  1. IPアドレスを変換する仕組み
  2. 他人と同じIPアドレスを利用するケース
  3. 掲示板の書き込み内容を否定しても疑惑が解けない理由

気になる方は是非最後まで読んでみてください。

IPアドレスの変換とは

IPアドレスとは0〜255までの数字を4つ組み合わせて、それぞれを.(ピリオド)で区切った羅列のことです。

このIPアドレスをNAPTという仕組みでアドレスの変換をしていますが、ここでは技術的な解説はしないため割愛します。

この変換の仕組みによって私たちはインターネットへ接続することが出来ています。
(細かいことを言うと変換しない接続もありますが、気にしないでください)

変換する理由はIPアドレスの数が足りないことが主な原因です。

この変換の仕組みと目的の理解が今回の騒動の技術的な理解へつながります。

IPアドレスから掲示板の書き込みを断定することが出来ない理由

上記で示したとおりIPアドレスが枯渇することを回避するためにIPアドレスを複数人で共有し、節約しています。

以下の画像はイメージになります。


田中家の内部にいる太郎くんから見ると次郎くんと花子さんは区別されます。
そのため名前(=IPアドレス)はそれぞれの人数分あります。

外に出かける際は田中と名乗ります。

田中と名乗っているので外から呼ばれる際は名字で呼ばれます。

今回noteで流出してしまったIPアドレスはこの名字に相当します。

そのためその家族の中の誰なのかは特定することが出来ません。

具体的な可能性

noteのIPアドレスと掲示板の書き込みが同一であった場合は以下のようなケースが考えられます。

  • 自宅のネットワークの場合、同じネットワークに接続している家族などの人物
  • 外出先のフリーネットワークの場合、同じ店にいる人物
  • VPNなどを利用している場合、提供事業者によっては見知らぬ人物と同じになる可能性
  • IPアドレスの利用に時間差がある場合は、変更されて別の人物が利用している可能性
  • 悪意のある人物から踏み台にされている可能性
  • 本当に本人が書き込んでいる可能性

などが考えられます。

まとめ

同一なIPアドレスで小さな時間差においてで自画自賛や競合の誹謗中傷をしていた場合、見知らぬ他者がたまたま関係のある書き込みをしていたとは正直考えにくいと個人的に思います。

  • noteを投稿した時にいた同じ店で同じフリーネットワークを使っていた誰かによる書き込み
  • 家でnoteを投稿した時に同じネットワークに接続していた家族や友人による書き込み
  • アカウントではなくパソコンそのものを乗っ取られた場合

などのケースは頻繁に起こることではないため可能性はかなり低いと考えられます。
パソコンそのものが乗っ取られていた場合は身バレで済む問題ではありません。

長くなりましたが、結論としてIPアドレスには匿名性があり個人情報にはつながりません。
しかしIPアドレスを対応付けることにより意味付けを行うことが出来ると言うことが今回の流出騒動から分かりました。

私自身、IPアドレスから特定されることは無いだろうと思っていたため今回は考えを改めるきっかけになりました。

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